【感想】かくしごと

映画でもアニメでも小説でも音楽でも、色々な感情が湧き立つものはやはり「名作だなぁ」と感じます。

4月より放送されている『かくしごと』は、コメディや漫画家という仕事への尊敬もありますが、一番は不思議と湧き立つノスタルジーな懐かしさかもしれません。

あと暖かさと可愛さ。
私も姫のような娘が欲しくなります。

以下あらすじと感想ですが、私は原作は未読のためアニメを見て知り得た情報を元に述べます。


主人公は漫画家をしている後藤可久士。
小学生の娘、姫と二人暮らし。
かつてペンネームを使わずにちょっと下品な漫画を描いたがために、それがきっかけで姫が学校でいじめに遭うことのないよう、「描く仕事」を娘に「隠し事」している。


ちょっと下品なジャンルを描いているとはいえ、プロの漫画家として誇りをもっている可久士。とはいえ娘を溺愛しており何よりも優先し大切にしています。

姫は姫でとても純粋で(というかちょっと無垢過ぎ?)可久士が溺愛するのも納得な可愛らしい女の子です。

ところで物語は高校生になった姫が父の隠していた秘密を知ろうと回想し独白するシーンも挟まれるのですが、これにより
親子のほのぼのした家庭的な要素と漫画家としてのコメディな要素だけに留まらず、ほんのりミステリアスなスパイスが効いています。

無邪気な姫と、隠されていた真実を知ろうとする姫、今後物語はどう展開していくのでしょう?


さらにエンディング曲は大滝詠一さんの『君は天然色』です。
お恥ずかしながらこの曲がリリースされた1981年には私はまだ生まれていないので当時の反響は存じ上げないのですが、ビールのCMとかで流れてましたよね。

80年代を知っているわけではないですが、聴くと懐かしさや安心感を抱きます。

ちなみにオープニング曲はflumpoolより『小さな日々』です。
flumpoolがデビューした当時、私は中学生でした。デビュー曲の『花になれ』から知ってる馴染み深いアーティストですが、この『小さな日々』もとても良い曲です。
テーマは"何気ない日々の小さな幸せ"だそうです。
すとんと胸に落ちるというか、自然と胸に入ってほっこりさせてくれます。


こんなご時世だから、ほっこり幸せを感じさせてくれる作品は素晴らしいですね。