【何でもない話】

"死にたい"という人がいる。

 

"死んじゃだめだ!"という人もいる。

 

 

どちらが正しいんだろう?

"死んじゃだめだ!"という人はきっとたくさんの善意を抱えている人だと思う。辛いことを辛いと認識できる優しい人なんだろう。

おそらく、正しい。

 

 

じゃあ"死にたい"人は?

海外や宗教によっては自殺を罪と捉える文化もある。

"死にたい"という感情は間違っているのだろうか。

辛いことを乗り越えて生きている人だって大勢いる。じゃあ何かのトリガーで

"死にたい"

"死のう"

と考えている人は間違っているのか、あるいは頭の中でエラーでも発生してしまっているのか。正しくはないのか。

 

 

もちろん、どっちが正しい、間違っている、なんていう論点はナンセンスだ。

ただ私は、"死にたい"が間違っているとは思えない。

 

"死にたい"人に向かって、"死んじゃだめだ!"と言うのはちょっと酷な気がする。

"死んじゃだめだ!"はつまり、死=悪いことや悲しいことで、だから死という選択肢を選ぶな。

という良くも悪くも強い正義の押し付けに感じられる。

 

 

自殺を肯定するわけじゃない。

ただ死への向き合い方、捉え方は人それぞれで。

本当に苦しくて辛くて自殺しか選択肢がない人にとっては、死を選ぶなというメッセージは絶望的に感じないのかな?

 

だから大事なのは、死を選ぶかどうか、よりもさらに以前に

相手を理解しようと努め、苦しみを分かち合い、寄り添うことなのではないか。

 

 

以上、まとまりのない綺麗事でした。